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The 広場 of 「新・学問のすすめ」(その6)

The 広場 of 「新・学問のすすめ」(その6)
 このコーナーは、論文「新・学問のすすめ」に寄せられたコメント・メールやお手紙を紹介しているのですが、今回は、最近のコンピュータの能力を踏まえて、小生の思いを述べさせていただきます。

 コンピュータが人間に勝つであろうことは、この3月に「テレビ囲碁アジア選手権戦」の優勝者イ・セドル9段とコンピュータ・アルファ碁との対戦で、コンピュータが4勝1敗で勝利したことから明らかになりそうな雲行きにあります。
 将来的には、2045年にやってくる技術的特異点でもって、1台のコンピュータが全人類の知能の総和を超えてしまうと言われています。
 こうなると、人類はたった1台のコンピュータに負けてしまい、人間は機械に操られかねません。すでにその兆候は高度に発達した資本主義経済社会に数多く認められるのではないでしょうか。
 そうさせないためには、コンピュータが持ち備えていない、人間だけが持っている隠された脳力、これを発揮し、果敢に立ち向かわねばなりません。
 コンピュータは「2項操作」からなる「非対称性の論理」でしか働きません。ところが、人間には直感認識による「対称性の論理」が働きます。
 資本主義経済社会の高度化に伴って、人間が使わなくなってしまった「対称性の論理」、これでもって人類が理論武装すれば、きっとコンピュータを打ち負かすことができましょう。

 何のことやら分からないと思いますので、かいつまんで説明しましょう。
 コンピュータが行いうるのは、「A≠非A」という「ロゴスの論理」のもとでの単なる計算です。それに対して人間の思考は、「A=非A」など「レンマの論理」は当たり前のことであり、また、「過去=未来」になったり、「部分=全体」になるなど、現実では有り得ないことを堂々とまかり通らせて行うものです。
 その一例として、アインシュタインは、「物質≠エネルギー」という異質な「非対称なもの」として皆が考えていたものを、「物質=エネルギー」という同質な「対称的なもの」として思考して相対性理論を発見したのですし、「部分と全体は一致する」という思考方法は甚だ奇異なものと感じられるのですが、20世紀初頭に量子論を打ち立てたハイゼンベルグは、そのような思考が物質の神秘を解く鍵を握っていると言っています。
 このように、相対性理論も量子論も決して「ロゴスの論理」では発見できなかった科学でして、コンピュータにプログラミングすることが不可能な論理、それが「対称性の論理」なのです。
 人間にしか持ち合わせていない直感認識による「対称性の論理」、これからの社会は、これを大いに働かせてほしいと願って書き上げたのが、論文「新・学問のすすめ」です。
 人間が「対称性の論理」を働かせ続けていれば、コンピュータは人間が使うものであって、使われるものではない存在で在り続けるのです。
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プロフィール

昭和23年9月生まれの団塊世代人。    本名:三宅和豊              住所:岐阜県羽島郡岐南町三宅5-246  農家の長男として育ち、工業系の大学を卒業後、岐阜県庁に技術屋としてではなく事務屋として就職した変人。21年間県職員を勤めて、中途退職。父親が始めた薬屋稼業を平成6年に継いで今日に至る。平成12年頃から稼業の傍ら、母親の農業を手伝うなかで、百姓の魅力にとりつかれる。士農工商すべての身分を浅く広く何らかの形で経験していることが唯一のとりえである凡人。              著書は次のとおり。順次ブログアップ中。  随筆「ヤーコンの詩」(平成18年3月)   論文「食の進化論」(平成19年4月)   論文「新・学問のすすめ」(平成20年4月)論文「犬歯の退化」(平成22年9月)

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